血糖値が上がった結果

体内の血糖値が上がると様々な問題を引き起こします。なかでも問題が大きいのが「糖尿病」です。糖尿病は、血液中のブドウ糖が増加して「高血糖」となった結果発症します。

高血糖になったときの主な症状としては、「1、食事の後、なぜか無性に喉の渇きを感じます。」「2、トイレに行く回数が増えます。」「3、体が疲れやすくなったりだるさを感じます。」「4、いつもより眠くなることが多く、食後特に眠くなったりします。」「5、風邪他、感染症にかかりやすくなります。」などの症状がでます。

上記の症状は、高血糖になっていなくてもよく出る症状なのですが、うっかりしがちですが、しかし、自分の体の症状に注意をしていると、同じような症状でもいつもと違うことを感じると思います。1の、食事の後に喉が無性に渇くのは、血糖値が上がって過剰になったブドウ糖を、水で薄めようとの、体の自衛反応によるものです。この時気を付けなければいけないのは、水ではなく糖分の多いジュースを飲むと、さらに血糖値が上がってしまいます。また、高血糖になっていると、脳の働きも低下します。4の食事の後いつもより眠くなったりするのもこのためです。

これらの症状だけなら恐いとは思いませんが、怖いのはこの高血糖のドロドロの状態の血液です。ドロドロの状態の血液は、血液の流れを悪くする他、体中の血管を傷つけます。一度傷ついた血管は完全に回復することが難しく、糖尿病が「完治しない病気」と言われている理由のひとつです。血液の流れが滞ると、「脳梗塞」や「脳卒中」「心筋梗塞」など、命にも危険のある病気の引き金にもなってしまいます。血糖値が高いと怖いのはこのためです。

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